令和5年7月7日に国の年金資産の運用をおこなっている年金積立金運用独立法人より国の2022年(令和4年)度の年金資産の運用結果が公表されました。
それによりますと2022年度1年間(令和4年4月~令和5年3月)の国の年金資産の運用状況は以下の通り黒字となりました。
◎収益率 | +1.50% | (前年度+5.42%) |
◎収益額 | +2兆9,536億円 | (前年度+10兆0,925億円) |
◎2022年度末現在の年金資産額総額 | 200兆1,328億円 | (前年度末196兆5,926億円) |
※2022度の年金資産の運用で2兆9,536億円の運用収益となりましたが、この収益は売買による実際の収益ではなく、年度末に保有している年金資産を評価したときの収益となります。
ちなみに2001年度から2022年度までの22年間の通期による資産運用結果は収益率で+3.59%、累積収益額では+108兆3,824億円となっております。
以上のように、年金資産の運用は長期間の運用スタンスで見てもプラスになっています。
また、令和4年度末の運用している資産の構成割合は次のようになっております。
国内債券 | 国内株式 | 外国債券 | 外国株式 | 短期資産 | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2022年(令和4年)度末 | 26.79% | 24.49% | 24.39% | 24.32% | 0.00% | 99.99% |
2021年(令和3年)度末 | 26.33% | 24.49% | 24.07% | 25.11% | 0.00% | 100.00% |
2020年(令和2年)度末 | 25.92% | 24.58% | 24.61% | 24.89% | 0.00% | 100.00% |
2019年(令和元年)度末 | 23.87% | 22.87% | 23.42% | 23.90% | 5.95% | 100.00% |
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