令和2年8月7日付で厚生労働省より厚生年金・国民年金の令和元年度収支決算の概要について、別添のとおり、公表されましたのでお知らせいたします。
令和元年度の決算の結果、厚生年金では時価ベースで歳入が平成30年度より2,106億円増加の48兆1,934 億円に対して歳出は平成30年度より4,755億円増加の47兆8,618億円であり、差引き3,315億円の歳入増となりました。
歳入がプラスになった理由としては昨年に引き続き解散厚生年金基金数の減少により厚生年金基金等からの徴収金が減少した一方、被保険者数の増加等により保険料収入が増加したこと等によるためであり、歳出が増加した理由としては基礎年金拠出金按分率の増加等により基礎年金勘定への繰入(基礎年金拠出金)が増加したことによるものであります。
また、国民年金では時価ベースで歳入が平成30年度より1,714 億円減少の3兆7,616億円に対して歳出は平成30年度より2,146億円減少の3兆5,984億円であり、差引き1,631億円の歳入増となりました。
歳入がプラスになった理由としては、国民年金受給者数の減少等により基礎年金勘定からの受入(基礎年金交付金)が減少及び基礎年金拠出金の減少に伴う一般会計からの受入(国庫負担が)減少したことにものであり、歳出が減少した理由としては基礎年金拠出金按分率の減少によって基礎年金拠出金が減少したことによるものであります。
令和元年度収支決算結果、決算決了後の厚生年金と国民年金を合わせた年金資産積立金残高は時価ベースで平成30年度より8兆5,976億円少ない157兆9,128億円になりました。
なお、詳細については下記をクリックしてご覧ください
■厚生年金・国民年金の収支決算の概要(PDF:322KB)